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絹本著色釈迦三尊像


絹本著色釈迦三尊像
【けんぽんちょそくしゃかさんぞんぞう】

頼久寺頼久寺町)に伝来した「絹本けんぽん著色釈迦三尊像」。昭和34年に国の重要文化財に指定され、現在は奈良国立博物館に寄託されています。絵画の大きさはタテ133センチ 、ヨコ87センチ 。釈迦如来を中央にして、その左右に配された菩薩などの脇侍を併せたものを釈迦三尊と呼びます。脇侍はいくつかの例がありますが、本図のように獅子に乗った文殊菩薩と像に乗った普賢菩薩を配する例が多く見られます。また、脇侍にはそれぞれ従者が配されていますが、この描写は珍しいものです。中国宋時代の影響が色濃く影響しており、装飾性に富み色彩も鮮やかです。制作は鎌倉時代と考えられています。