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薬師院仁王門


薬師院仁王門

薬師院仁王門

瑠璃山薬師院泰立寺(上谷町)(以下「薬師院」という)は、寛和年中(985年頃)に花山法皇を開基とした院家式格式の寺院です。本堂は、「薬師堂」とも呼ばれ、棟札により元和10年(1624)2月に建立されたことが明らかで、その豪奢な建築様式から岡山県重要文化財(建造物)に指定されています。

仁王門(山門)は、伽藍の東端に位置する二層門で、初層に「阿あ形ぎょう」、「吽形うんぎょう」の仁王を配し、二層には五大明王(降三世ごうざんぜ、軍ぐん荼利だり、大威徳、金剛夜叉、不動)の五忿怒ごふんぬを祀り、山門ならびに、境内の聖域を守護しています。仁王門は、昭和37年に修理されて以来40年余を経過し、この度、老朽化に伴う部分修理が実施されており、寛文4年(1664)刻銘の瓦が確認されました。部分的には昭和の補修等見られますが、本堂とともに建築年代が明らかな建物で、高梁市における江戸時代の建築様式を良好にとどめています。(平成16年7月20日市指定重要文化財)

索引【や】分類[その他]登録日-2004/09/2218:43