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赤羽根古墳群


赤羽根古墳群
【あかはねこふんぐん】

落合町阿部の高梁病院西側斜面に遺跡分布が確 認されている赤羽根古墳群。 現在まで8基の箱式石棺が確認されていました が、今年5月、宅地造成地から新たな石棺が発見 されました。9月から市教育委員会の指導で「落 合町文化財を守る会」による発掘調査が行われ、 新たに4基の石棺が確認されました。 出土した石棺は、厚さ10cm程度の板状に加工 された花崗岩を数枚立てた長方形の箱型のもの。 床面には川原石が敷きつめられ、上部はやはり花 崗岩の板石で蓋がされていました。平均的な大き さは、幅40cm、深さ30cm、長さは壊れていて 不明です。 今回発掘された石棺からも埋葬された人骨が確 認され、これまでに確認されている8基の石棺と ともに5世紀頃のものと推定されます。 当時、この地において世帯共同体が存在した証 として備北地方において貴重な遺跡です。