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旧埴原邸


平成17年4月、高梁市石火矢町ふるさと村武家屋敷「旧埴原家(はいばらけ)」の整備が終わり、19日に開館した。6月までは無料で公開する。市観光協会が管理し、将来は離れで、備中松山藩(高梁市)の藩政改革に一命を賭した山田方谷関連の展示も検討している。

 屋敷は江戸後期(19世紀初め)に建てられた150石取りの邸宅で、敷地893平方メートル、木造平屋の母屋(市重要文化財)は195平方メートル。市が買い取り、総事業費6500万円で整備した。

 質素な武家屋敷が多い中、大きく反った屋根や火灯窓(かとうまど)など寺院建築の趣が濃く、数寄屋風の意匠を取り入れた内部など凝った造り。玄関にかごを置いた板敷台が設けられ天井から下がった槍(やり)掛けなど武家の暮らしがうかがえる。