備中松山城がそびえる臥牛山一帯（約135�如砲蓮▲縫曠鵐競襪寮限�地として、昭和31年に国の天然記念物に指定されています。市は、サルを間近で観察してもらおうと野生ザルを餌付けし、昭和30年12月に臥牛山のふもとに自然動物園を開園しました。当初は120頭ほどでしたが、観光客の与えるエサなどで栄養過剰になり、昭和61年には320頭にまで増えました。これに伴い、周辺地域の農作物などへのサルの被害が深刻化。また、観光客の減少もあり、平成3年 11月に自然動物園は閉園されました。
閉園後は、人とサルの共存を目指し、サルが山中の木の実など自然のものを食べて生活していける頭数になるように、市教育委員会が与えるエサの量を調整しながら保護管理を行っています。現在、群れの頭数（臥牛山の本群）は200前後で、これを率いているのが雄ザルの「キン」です。キンは推定年齢37歳、体重約13�舛如⊃祐屬覆�111歳前後と国内最長寿。ボス在位期間も13年近く、国内最長といわれています。早朝や夕方、備中松山城を訪ねると城周辺や道中でサルの群れに出会うことがあります。
木の芽や実を食べているもの、シラミをとりあうもの、子に乳をやる母ザル、小石を拾って遊ぶものなど、様々な姿を見ることができます。食べ物を与えたり目を合わせたりせず、静かに見守ってください。
索引【が】 分類［自然景観］