方谷園 方谷園〔HokokuenPark〕 所在地:高梁市中井町西方 備中松山藩儒・山田方谷(1805〜1877)の功績・遺徳を末長く顕彰するため造られ た小公園で、明治43年(1910)5月に完成した。方谷は幕末の藩政改革などに貢献し た陽明学者。 園内に三島中洲撰文の方谷園記碑、方谷山田先生墓(旧藩主・板倉勝静の書)、山田家歴代の墓、茶席風神亭、倚松亭などがある。 JR伯備線方谷駅は、方谷が藩士の土着政策を実施した際、自らも帰農した居宅、 長瀬塾跡に建っている。昭和、3年の伯備線開業時、鉄道省は地名をとって「中井駅」 にすることにしていたが、地元民らが「方谷」の駅名を請願、全国でただ一つの人名 駅となった。線路の山手、小高い畑の中に、旧宅跡の石碑が立っている。 索引【ほ】分類[史跡・古墳]登録日-2004/05/2108:52