新市盛り上げよういきいき高梁開幕 方谷生誕祭や合唱 山田方谷生誕200年祭で、会場そばの方谷像を囲み遺徳をしのぶ市民ら 山陽新聞社が平成の大合併で誕生した市や町の活性化を応援する地域ふれあい事業の第1弾「地域にエール―いきいき高梁」が11日から2日間の日程で、高梁市で開幕した。初日は、山田方谷生誕200年祭やチェコ青少年コーラスと高梁少年少女合唱団の合同コンサート、成羽中学校での新聞づくり教室などが繰り広げられた。 幕末の備中松山藩で藩政改革をした山田方谷の生誕200年祭は市総合福祉センター(高梁市向町)で行われ、市民ら約200人が来訪。1910(明治43)年完成の小公園「方谷園」(同市中井町西方)の開園式で歌われた賛歌「山田方谷」が95年ぶりに合唱され、郷土史家の講演もあった。 多彩な催しを報道するため、高梁栄町商店街の「まちかど広場」に取材基地を設け、市民に開放。来訪者は、本紙記事が検索できるシステムの実演や新聞ができあがる工程を紹介するビデオなどを見学した。 (山陽新聞2005年2月12日掲載)