恵堂地蔵 〔EdoStoneBuddha〕 県指定重要文化財昭和33年4月IO日指定 所在地高梁市落合町阿部 国道313号の井谷橋を過ぎて成羽方向へ500mほど行くと、道寄りに恵堂地蔵が立っている。高さ約2m、幅約80cm、厚さ35cmほどの半自然石の表面に、地蔵尊が陽刻してあり、像の右側に「敬白勧進沙弥宗蓮正和二癸丑十一月日」との刻文がある。正和2年(1313)は、鎌倉時代の末期に当たり、高梁市では一番古い金石文である。 実に大きな珍しい地蔵さんなので、地元や近隣の人々の関心も深く、その驚きからいろいろな伝説が生まれている。