ばら
【〈薔薇〉】

〔「ばら(荊棘)」と同源〕バラ科の低木。観賞用に栽培される。高さ1〜3メートルに達し、とげがあり、時につる性となる。葉は奇数羽状複葉。花は重弁、時に五弁。ヨーロッパ・中国・日本産の野生種を交配改良したもので、多くの系統がある。しょうび。そうび。[季]夏。


ばらか  【〈薔薇〉科】

双子葉植物の一科。温帯地方に多く、世界に一〇〇属、三〇〇〇種がある。草本および木本で、木本では高木になるものも多い。葉は互生。花は放射相称。花弁は普通五個で多数のおしべがある。日本ではシモツケ・ヤマブキ・オランダイチゴ・キイチゴ・サクラ・ウメ・ビワ・ボケ・リンゴ・ナシなど有用植物が多く、また多くの野生種がある。


ばらいろ 【〈薔薇〉色】


(1)
明るいくれない色。淡紅色。
「―の頬(ほお)

(2)(比喩的に)しあわせや希望に満ちている状態。輝かしい未来などを象徴する色。
「―の人生」「―の未来」